「姫は、太陽のタマゴという最高級の称号をいただいているのですが、タマゴと言えば、タマゴを奉納するという神社があると聞いたのでご覧になられますか？」

「気になるわね！　行ってみたいわ」

「ご案内いたします！」

「ここが速川神社です。境内まで少々歩くのですが大丈夫ですか？」

「はあ…まだかしら……。」

「姫！　もうすぐです。ほら、あそこに見えるのが速川神社ですよ！」

「大変な道のりだったけど、だからこそご利益がありそうだわ。」

「お詣りのときは、このようにローソク2本に火をともして、タマゴを2個お供えし、ローソクで自分の顔を照らし、神の遣いである蛇の好物のタマゴを供えてお願いをするのです。厄払いや合格祈願が多いそうです。」

速川神社

祝詞にも登場する「祓戸大神」といわれる、瀬織津姫

（せおりつひめ）命、速開津姫（はやあきつひめ）命、気吹戸主（いぶきどぬし）命、速佐須良姫（はやさすらひめ）命の4柱の神を祀る神社。
神社の周辺には昔から、男滝、女滝、蛇滝等と称する七滝ありと語り継がれ、その内の蛇滝が今の龍神の滝にあたる。現在、参拝者が生卵一個を供えて祈願する習慣は、この七滝に捧げる龍神信仰から発生したもの。

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「次はどこに連れていってくれるの？」

「では、人々から、『しあわせ峠』といわれているスポットにお連れします」

「しあわせってネーミングに期待大だわ。それにしても随分と山を登っていくのね。本当にあるのかしら？」

「『長谷観音』が見えてきました。この長谷観音では毎年12月に安産の守護と交通安全の祈願を行う冬まつりが開催されます。

しあわせ峠までもうすぐですよ。

ほら、到着しました。ここがしあわせ峠です」

「向こうに見えるのは海？　すごく見晴らしがいいわね。こんなに見晴らしがいいと思わず叫びたくなるわね」

「山桜の季節には向こうの山々が桜色に色づきだしますよ。この絶景と、山々の美しさに人々はしあわせを感じて、『しあわせ峠』と名付けたのかもしれませんね」

「そうかもしれないわね。知る人ぞ知るって感じで素敵なところだったわ。いっぱい歩いたし、叫んだからお腹すいちゃったわ。何か美味しいものが食べたいわ」

「では、西都原公園へまいりましょう！　美味しいマンゴースイーツがあるそうですよ。」

長谷観音

西都市三納

三納の中心地から北方3.2Kmの山頂にあり、その御堂には十一面観世音と脇侍の聖観世音及び勢至菩薩像が安置されています。

長谷観音像は、2002年(平成14年)3月28日に県指定有形文化財へ指定されました。

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しあわせ峠

西都市三納

一ツ瀬川の下流から海を見晴らす絶景スポット。ピンクの桜が彩る山々と空と海。鳥のさえずりと葉ずれの音をBGMに、時間を忘れていつまでも見入ってしまう風景です。

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