『ゆず坊』奇妙な冒険
ゆず坊は西都原へ
ゆず坊
「今日のコスモスは、まだ3分咲き(10月上旬)くらいだったけど、11月に開催される古墳まつりのたいまつ行列の際は、満開のコスモスを見ることができるから楽しみにしておいてね。春はさくら、夏はひまわり、秋はコスモスといろんな色が楽しめる西都原は、いつ来ても楽しいんだ。さあて、西都の町をもっとぷらぷらしてみよう。」
満開のコスモス畑
ROYさん
「くんくんくんくん、柚子のいい香り。いいところに柚子を見つけたわ。ちょっといいかしら?」
ゆず坊
「これはこれはROYさん。いつも柚子達がお世話になっています。」
ROYさん
「ちょっとね、柚子が足りなくて、柚子もらってもいい?」
ゆず坊
「おやすい御用です。はい! 喜んで!」
ゴリゴリゴリ
ゆず坊
「か・い・か・ん!」
ROYさん
「ありがとう! ゆず坊。おかげでスイーツが完成したわ。食べて帰って。」
ゆずフロマージュ
ゆず坊
「僕の分身をいただくなんてなんだか複雑な気持ちだけど……美味しそうだし、まいっか! いっただきます。 うん うんまーーーい!!
柚子の皮を使ったソースとレアチーズケーキの組み合わせがこんなに爽やかで美味しいなんて! おやつにもピッタリだけど、これお酒のお供にも良さそうだね。
柚子って和のイメージだけど、こんな洋菓子にしてくれて僕嬉しい!! 女の子にもモテそうだし♪ ROYさんありがとう!」
福島さん
「お? このさわやかな香りとイケメン臭、ゆず坊発見! さっき銀鏡で会ったよね~。超いいタイミング。西都市産の特産品5種類を使ったファイブスター焼きそばを作っているんだけど、肝心要の柚子こしょう切らしてて。ちょっと力を貸してくれない?
ゆず坊
「5種類と言えばピーマン、椎茸、ニラ、鶏肉、柚子が入っているって話だけど、僕もスターの一人なの?」
福島さん
「もちろんそうよ! あなたの香りと味が決め手!! あなた無しじゃ成立しないわ ゆず坊は私たちのアイドル、スターなの」
ゆず坊
「嬉しいな(照) どんどん使ってください。」
ゴリゴリゴリ!
福島さん
「作り方は簡単! 椎茸、ニラ、ピーマン、鶏肉ミンチを炒めて柚子こしょうを入れあんかけ風にして、最後に焼きそばと絡めれば完成! 超簡単で超美味しい家庭の味なのよ。
さあ、特製のファイブスター焼きそばの出来上がり! 子供達に食べさせたらペロりんちょよ。家庭で試してほしいわ。味はまさに五つ星なんだから!」
ファイブスター焼きそばの材料
ゆず坊
「柚子こしょうって単純にそのまま使うだけかと思ってたけど、アレンジがあるんだね。すごいな尊敬しちゃう。」
(なんだかいろんなところで頭が削られていくうちに、なんだか人間の気持ちも分かるようになって畑に居た時よりアカ抜けてきた気がする……。ま、気にせず次行ってみよう。)
ベーカーズROY
住所/西都市上町2−62
電話/0983-42-2630
第1部 ゆず坊 ―生まれ育った銀鏡の地で―
第2部 ゆず坊 ―柚子の美味しさを知る―
第3部 ゆず坊 ー神様からの贈りものー