宮崎ケーブルテレビとスペースシャワーTVが取り組む企画「VOICE OF JAPAN」が今年3月より本格的に始動。山と海に囲まれ、四季折々の自然に恵まれた島国、日本で各地域が独自に育んできた文化や、人々の暮らしの中で生まれた歌を、アーティストが紡ぐ企画第1回目は、シンガーソングライターヒナタカコさんが宮崎を訪れ、宮崎の歌を綴るという企画。そして、地元の方たちと交流するなかで生まれた曲を大宮中、大宮高の合唱部の皆さんと来年3月15日に大宮高校体育館で行うコンサートで合唱曲として披露します。国際ストリート音楽祭や綾の夢楽人祭りのライブ出演や宮崎の景勝地を巡りどのように感じ、そしてどのような曲が誕生したのか？　今回5回目となる宮崎来県のタイミングを機にインタビューをいたしました。

初来県のインタビューはこちらから↓↓
新曲『夢のかなた』PR　ヒナタカコさん初来県！

――初来県からもう5回目の来県なんですね

そうなんです。宮崎を訪れるのが5回目になるのですが、その間に飫肥・鵜戸神宮・青島・日南・綾町などに行きました。プライベートでゆっくりいきたいと思うほど素敵な土地だと来るたびに思ってます。宮崎は、自然豊かだし、ご飯もおいしいし、人も温かいし・・・・・・山海の自然の恵みが魅力的ですよね。

――実際に宮崎の人や自然と向き合いながら紡ぐ歌詞や曲とは？

綾町で、自然と向き合っている人とお話しさせていただきましたが、おおらかなんですが自然の厳しさを知っていてタフなところもあったりととても素敵な方ばかりでした。

そして、さらにいろいろと地元の写真家さんの写真など見せていただいたのですが、ほんとに歌詞に入らないくらい載せたいことを発見しました。四季折々の景色の写真や自分が足を運んだことを思い出しながら・・・・・・。
春だけでもたくさんの景色があり、それが宮崎だけの独特のものだからこそ、曲や歌詞へとつながっていきました。

――この企画を通して、自身が変化したことってありますか？

地元以外の地域で、自分が足を運んで曲を書くことが初めてだったので不安はありましたが、自分が伝えようとしてきた「自然の豊かさ」「人が自然に生かされているという事」が根底にあったので自然に曲を書くことができました。
作られた観光地じゃなく、日常の部分の方がインスピレーションを受けるのかもしれません。

――そして今回、出来上がった曲を生徒に初お披露目ということですね

大宮中学校、大宮高校で歌合せをしてきました。3月の発表に向けての途中過程だったので楽譜もできてないのですが、皆さん歌詞を見ながら歌ってました。
より愛着のある歌になるよう、生徒の思い入れのある言葉を歌詞に入れたいと思っていたので、事前にアンケートを行って、その結果を歌詞にちりばめました。
そして、これから子供たちは、県外に出たり、別れを経験すると思いますが、「宮崎で浴びた光」「育てられてきた光」の誇りを胸に希望を持って頑張って行けるようなポジティブな曲にしました。

――生徒の皆さんの反応はいかがでしたか？

当初は、「宮崎何もない」とか「自慢できるところって海くらい？」とか話してたんですが、私の曲を聴いて「宮崎の良さを再発見できた」とうれしい答えが返ってきました。3月に一緒に歌う事を楽しみにしてくれているようでした。この企画が縁となって、地元のよさというものを歌を通して発見したり、私のような県外の人間が、宮崎の良さを伝えることで気づかせることができたのかなって思っています。

――そしてこれから中高生が『自分たちの歌』にしていくんですね

中高の時に歌った曲ってやっぱり思い入れがありませんか？
みんなで歌ってるだけでも感動するし、コーラスで声が重なってボリュームが増すとぞわぞわっと鳥肌がたちます。ピュアな中高生が歌う「夢」や「希望」は大人より説得力があるし、感動するので、逆に中高生から元気をもらって私も頑張らないとって思いますね。そして、この曲を通して、「宮崎に生まれて良かった」「この仲間と出会えてよかった」と思ってもらえたら何よりです。

子供たちが曲を自分のものにして歌ってくれると曲がもっと変わってくると思います。ベースは完成しましたが、コーラスや楽譜はこれから作るので、みんなの声を想像しながらアレンジしていきたいなぁと思います。

――3月もぜひ取材をさせていただけたらと・・・・・・

3月15日は、約1時間のライブを予定しているのですが、私のソロも歌う予定です。最後にみんなで完成したこの曲を歌いますね。

――今からとても楽しみです！　ありがとうございました！