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『記紀の道スペシャル』遠い昔、遥かかなたの妻町で…?

第3章~神様たちの願い

ニニギくん

「さぁさぁ、西都の神話めぐり、もっと教えてよ!」

キャサリン

「鬼が登場! 娘に欲情! 父の陰謀! 鬼は絶望!!」

ニニギくん

「なにそれ」

キャサリン

「西都に伝わる石貫ラップですYO!」

コノハナちゃん

「鬼が求愛! モテ期到来! ニニギが連れ合い! ちょっぴり後悔?」

ニニギくん

「コノハナちゃんまで何歌ってんの!」

キャサリン

「ま~要するに、鬼がコノハナサクヤヒメに求婚してですネ~、お父さんが『ひと晩で岩屋建てられたらいいよ』ってだましたんですネ~。
しかしそこで鬼のターン! マジで建ててしまうサプライズ。
それでこいつはヤバイとお父さん、岩屋を蹴り飛ばしたと。完成してねーぞと。
なんという強引な言い訳」

『鬼の窟』

コノハナちゃん

「それがこの鬼の窟ね」

『石貫神社』

ニニギくん

「で、蹴った石が飛んでいった先が石貫神社と」

キャサリン

「で、これが『鬼の窟シュー』と」

コノハナちゃん

「無理やりぶっこんできた」

ニニギくん

「でも、中はカスタードクリームがみっちり詰まってる」

コノハナちゃん

「クッキー生地もサクサクでいいね」

キャサリン

「そして向こうに見えるのが、『男狭穂塚』と『女狭穂塚』。ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメのお墓とも言われる古墳デス。
私はいつも、この鬼の窟シューをお供えしたつもりで自分で食べるのデ~ス」

コノハナちゃん

 

「食べちゃうのかよ」

ニニギくん

「でもそう思うと、出会いの地からお墓まで、この西都には僕たち、いや、神サマたちの物語がいっぱい息づいてるんだね」

キャサリン

「隠さなくても大丈夫デス。ワタシ、ふたりが神サマだって気づいてました」

ニニギくん

「ホントに!?」

キャサリン

「ちょっと説明がオーバーだったかもしれないケド、それは神々ゆかりの地、西都を知ってほしいというワタシのあふれる思い。この西都を心から愛してマスから。西都人ウソつかない」

ニニギくん

「ありがとう。そう言ってもらえるとうれしい」

コノハナちゃん

「その調子で西都のことをみんなに伝えてね」

ニニギくん

「これで僕たちは安心してこのお墓に帰れるよ。西都のことは任せた!」

キャサリン

「え? もう帰るアルか? じゃあ、ニニギくんだけチョットチョット。コノハナちゃんはいいから」

コノハナちゃん

「なんか感じワル~」

キャサリン

「あのさ、ふたりが出会ったっていう逢初川だっけ? いまから行かない?」

ニニギくん

「なんか忘れ物でもした?」

キャサリン

「ワタシともっかい神話つくろうYO☆」

ニニギくん

「……いっぺん神に召されてみる?」


いまも神々の存在を身近に感じられる西都の魅力を、今度はみなさんの目で確かめてください♪


 解説

石貫(いしぬき)神社

 

コノハナサクヤヒメの父、オオヤマツミを祀っています。「鬼の窟古墳」から飛んできたとされる岩「天井石」が、参道近くにいまも残っています。

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鬼の窟(いわや)

 

コノハナサクヤヒメに求婚した鬼が建てたという岩屋。これを完成させれば娘と結婚させると言ったオオヤマツミは、すきを見て岩を投げ、未完成だと言って鬼の求婚を断ったそう。西都原古墳群では唯一、横穴式石室をもつ珍しい古墳です。

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ベルグレフィン

 

「鬼の窟シュー」がお店の代名詞でもある、西都のスイーツめぐりでは外せない洋菓子店です。35年以上、地元のお菓子屋さんとして愛されています。ミルクチョコやホワイトチョコをまとった、鬼の窟シューの裏メニューもお試しあれ。夏限定のアイスもオススメ。

 

住所/西都市中央町1-40-1
電話/0983-42-5823
営業時間/9:00~19:00
定休日/なし

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