Treasure of Saito ー西都の宝ー
一ツ瀬川の中流域に児玉久右衛門が築いたのが「杉安井堰」
杉安井堰
一ツ瀬川の中流域に児玉久右衛門が築いたのが「杉安井堰」です。かつてこの付近は水が乏しく、農地を手放す農家も少なくありませんでした。これを見かねた久右衛門は、現地調査をしながら金策に奔走し、延岡藩の許可を得て、享保5年(1720年)に水路と井堰造りに着手しました。出資者の変更や住民の反対、洪水による堰の流失など幾多の問題を乗り越え、2年後に第1期工事が完成。その後、用水路の延長により水田の面積は600町歩(600ha)に達しました。
村民は深く感謝し、毎年米36俵を子孫に寄贈していましたが、現在は奉賛金として霊前にお供えし、11月に慰霊祭がとり行われています。「西都市土地改良歴史資料館」では、久右衛門の偉業や農業農村整備について展示しています。
今でも児玉久右衛門に感謝し、慰霊祭がとり行われています。
西都市土地改良歴史資料館前には堰の構造を説明する屋外展示もあります。今でも児玉久右衛門に感謝し、慰霊祭がとり行われています。
杉安井堰(すぎやすいぜき)
一ツ瀬川の中流域に児玉久右衛門が築いたのが「杉安井堰」
都萬神社 更衣祭(つまじんじゃ こういさい)
日本の婚姻儀礼の始まり【都萬神社 更衣祭】
西都から海外へ挑戦の年 JILLEインタビュー