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西都原古墳群 祝日本遺産認定!

西都原古墳群は、4世紀初頭から7世紀にかけて造られたとされる319基もの古墳が今も残されています。

文化庁が認定する「日本遺産」に、西都市と宮崎市、新富町が共同申請した『古代人のモニュメント-台地に絵を描く 南国宮崎の古墳景観-』が選ばれました。今回の認定は宮崎県初となります。
日本遺産は、地域の歴史的魅力や日本の文化・伝統をテーマ性のあるストーリーでつなぎ、観光振興や地域の活性化を目指すものです。今回の認定は、西都市の西都原古墳群、宮崎市の生目古墳群、蓮ヶ池横穴基群、新富町の新田原古墳群という古墳の周囲に建造物がほとんどなく、古墳が造られた当時の姿が残っている点が評価されました。
中心となる西都原古墳群は、4世紀初頭から7世紀にかけて造られたとされる319基もの古墳が今も残されています。大切にしていきたい西都の宝です。

押川修一郎市長に、今後の意気込みについてお聞きました。

押川修一郎市長

日本遺産の認定を受け、西都原の魅力は、改めてどんなところだと思われますか?

 

大自然の中に古代からの形がずっと残っている。ここしかない風景があることが、改めて私たちの財産だと思います。中でも81号墳は、宮崎大学の調査で4世紀初頭ごろと言われています。その時代からの古墳が319基も造られているということが、すごいことだなと感じています。熱気球で空から眺める体験も今後の計画に入っているのですが、上空から西都原全体の風景を見ることができると、かなりインパクトがあるんじゃないかと思います。

 

これからの計画について教えてください。

 

西都原古墳群を中心に生目古墳群と蓮ヶ池横穴基群、新田原古墳群と、今まで点であったものを面で捉えて観光プランを練っていきます。西都市内では、民間会社による温泉施設の工事が着工がされました。オープンは来春と聞いています。この天然温泉とコラボして、滞在型の周遊を促進していきたいと思います。それから、まだ可能かは分かりませんが、古代村として、親子連れのキャンプ場ができないかということも考えています。キャンプ場の要望はこれまでも多かったんです。古代の雰囲気の中でキャンプができたら、素晴らしいですよね。

目指している世界遺産登録への弾みになりますね。

 

日本遺産認定のときに東京で認定式がありました。そこで映像が流れたときに、多くの方が、この風景にびっくりされていて、さらに自信を深めたところです。西都原は4、5世紀から人が生活してきた、安全な地域であることもアピールしていきたいと思っています。今年は西都市市制施行60周年でもあるので、国の重要文化財の埴輪子持家や埴輪船の里帰り展ができるといいですね。国の重要文化財を目にすることで、さらに気運が高まるのではないかと思います。

見どころ満載の西都原古墳群を紹介します

鬼の窟古墳(おにのいわやこふん)

西都原の台地でまず目に入るのはこちら。西都原で唯一の開口した横穴式石室を持つ206号墳です。名前に“鬼”とついているのは、コノハナサクヤヒメにまつわる伝説からです。美しいヒメに恋した鬼は求婚し、ヒメの父君に「窟を一夜で完成させれば嫁にとらせる」と約束させます。父は娘を守るため、石を抜き取り完成を阻みました。この古墳を中心に、秋はコスモス、春は菜の花、夏はヒマワリが植えられ、華やかに彩ります。

 

 

 

 

お問い合わせ先

西都市三宅

0983-41-0041(県立西都原考古博物館)

時間/10:00~17:00

11月3日(土・祝)・4日(日)に行われる西都古墳まつりでは、3日夜に、たいまつ行列や炎の祭典が催され、コノハナサクヤヒメと天孫の神ニニギノミコトの物語を再現します。今年は、炎の祭典の中で、約45分6000発の花火が打ち上げられる予定です。4日は、普段立ち入ることができない男狭穂塚・女狭穂塚が一部公開されます。

宮崎県立西都原考古博物館

宮崎県立西都原考古博物館

旧石器時代から古代までの歴史を見せてくれる博物館です。古墳時代を中心に南九州の歩みを東アジアの視点から展示し、西都原古墳群の中心的存在である男狭穂塚(おさほづか)・女狭穂塚(めさほづか)の謎に迫る。ユニバーサルデザインの一環として、土器や古墳の模型に触れられる展示もユニーク。隣接する古代生活体験館では、勾玉・埴輪作りや古代衣装体験などができます。

博物館3階の展望デッキからの眺め。夏前の草刈り後で、古墳の形がよく見えました

弥生式土器など、本物に触って模様や薄さなどを確かめることができます

地下式横穴墓の、埋葬時から発掘時までの様子を再現

ミュージアムショップには、発掘スコップ型スプーンや前方後円墳型のクリップなど面白グッズが

古代生活体験館では体験のほか、古代食体験などのイベントもあります

お問い合わせ先

西都市三宅字西都原西5670

0983-41-0041

開館時間/10:00~18:00(受付17:30まで)

休日/月曜(祝日の場合は翌日)

料金/無料

 

http://saito-muse.pref.miyazaki.jp/

西都原ガイダンスセンター このはな館

 

西都市特産の生鮮品や加工品などを販売しています。西都原の菜の花を使って作られる菜種油(1500円)はお土産にも人気。レストランでは古代米を使った季節ごとに変わる御膳が楽しみです。自転車のレンタルができるので、ゆっくり西都原をめぐってみてください。

西都原ガイダンスセンター このはな館

2人乗りのタンデム自転車は1回60分300円、その他のレンタサイクルは90分無料です

お問い合わせ先

西都市三宅4941-1 

0983-43-6230

営業時間/10:00~17:00 

休日/月曜(祝日の場合は翌日)

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