『ゆず坊』奇妙な冒険
ゆず坊
「まずは、この旅の無事を祈るために氏神さまにお参りしてからっと。」
ゆず坊
「ここは、『銀鏡神社』。昭和53年に宮崎県の神楽ではじめて国の重要無形文化財に指定された貴重な神楽『銀鏡神楽』が舞われ、毎年12月12日から16日に銀鏡神楽大祭が行われて賑やかなんだよ。神楽で五穀豊穣や豊漁・豊猟を感謝して、一年の生活の安定を銀鏡集落のみんなが祈りをこめて奉納してくれるからこそ、僕たち毎年、美味しく収穫できるのかもしれないね。」
ゆず坊
「神楽は、地域の人が神々と一体となる儀式。みんなが神楽に参加するためには、焼酎2本程度かそれに相当するお金(初穂料3,000円程度)をお供えするのがマナーだよ。
深夜は相当冷え込むから、毛布や防寒具、懐中電灯も必須だから気をつけてね。」
ゆず坊
「のどが渇いたし、矢の花淵で水を飲もうっと。」
ゆず坊
「そうそう、銀鏡の水はミネラルウォーターとしても飲めるくらいおいしいと専門家からもお墨付きをもらうほどの清流なんだよ。銀鏡のお米も、農作物もこの水の恵みを受けて美味しくなるんだ。」
ゆず坊
「信号もコンビニも無い銀鏡地区のみんなの憩いの場といえば「山の駅銀鏡」。
ほら、ゆず坊そっくりの柚子の看板が目印。まさしく山のプラットホーム。
銀鏡集落のど真ん中にあるから迷ったらここで情報を収集するといいよ。
柚子のお土産もたくさんあるからね。お土産をチェックするならここね。」
ゆず坊
「バスの時間まで待っておこう。
あれ?まっている人がいるな……。どこかで見たような?まいっか。」
第1部 ゆず坊 ―生まれ育った銀鏡の地で―
第2部 ゆず坊 ―柚子の美味しさを知る―
第3部 ゆず坊 ー神様からの贈りものー